転職を検討している方、転職活動中の方は、ブラック企業に入社してしまったために不満が増え、心身ともに疲れてしまうという環境から抜け出したいという方が多いはずです。
しかし、いざ求人案件を調べてみると「どの企業がブラック企業なのか」と悩んでしまう方が多いのではないでしょうか。
そのような方は以下のような悩みを抱えていませんか。
- どの企業もいいことばかり書いてあって優良企業に見える
- ブラック企業の見分け方がわからない
多くの求人を観覧しているとどの企業も優良企業に見えてしまい、結局「給料面」「休日数」など、パッと見て判断できる基準を優先してしまい、転職してみたら「ブラック企業だった」という方も少なくありません。
確かに求人案件という書面だけでは優良企業なのか、ブラック企業なのかを見抜くことは難しいですが、ブラック企業には「共通点」が存在します。
ブラック企業の「共通点」を理解しておくことで、ブラック企業への転職を回避する確率を上げることができるのです。
ここでは「ブラック企業に転職したくない」と悩んでいる方のために、ブラック企業にありがちな共通点を紹介していきます。
最後まで記事を読んでいただき、ブラック企業を見分けるポイントとしてぜひ参考にしてみてください。
最終的に企業を選ぶのは「自分自身」です。ブラック企業にはどのような特徴があるのかしっかり理解しておくことが大切です。
ブラック企業とは
世間では「ブラック企業」という言葉をよく耳にしますが、実はブラック企業の定義というものは存在しません。
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。
要するに、過酷な環境下で働かせたり、高圧的な態度で接したりと、労働者を人としてではなく、「使い捨ての駒」のように扱う企業をブラック企業というのです。
こんな会社はブラック企業!ブラック企業の6つの特徴
ブラック企業といわれる会社には様々な特徴が存在します。ここではブラック企業の可能性が高い6つの特徴を以下に挙げていきます。
- 人の入れ替わりが多い
- ブラック企業内だけの独自のルールがある
- 採用基準が低く、簡単に入社できる
- 具体的な業務内容が不明確
- 深夜でも明かりがついている
- 管理監督者が若い
それでは順を追って解説していきます。
人の入れ替わりが多い
ブラック企業の代表例として、人の入れ替わりが激しいという特徴があります。
「多くの残業・サービス残業」「強制的な休日出勤」「セクハラ・パワハラ」などの過酷な環境に耐えることができず、退職する人が後を絶えないからです。
そのようなブラック企業は、「去る者おわず、来るもの拒まず」のところが多い傾向にあります。
退職されても、「また募集すればいい」という状態になっており、人が抜けたらまた募集を出すという悪い流れが常態化しているのです。
このような企業は従業員のことを「駒」として見ていることが多く、典型的なブラック企業の可能性が高いので要注意です。
ブラック企業内だけの独自のルールがある
ブラック企業は、「企業」という狭い世界で独自のルールを創り、独裁的に社員を教育している傾向にあります。
企業独自のルールを押し付け、一種の洗脳に近い形で従業員の感覚をマヒさせているのです。
また、ブラック企業に長く働いている社員たちは企業独自のルールが当たり前となってしまっており、一般では考えられない「非常識」なことがまかり通ってしまうのです。
例としてブラック企業独自のルールを1つ以下に紹介します。
電通の鬼十則
たとえば、2015年に起こった過労死事件の電通では、以下のような鬼の裏十則があります。
- 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
- 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
- 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
- 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
- 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
- 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
- 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
- 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
- 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
- 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
出典:GigaziNE
このようなルールは一種の洗脳に近いものがあるかもしれません。
恐ろしいことは、そのような企業に長く勤めている人ほど、ありえないルールでも「正しいこと」と認識してしまっていることです。
ブラック企業に長く働けば働くほど「ブラック企業に染まっている」可能性が高いのです。
従業員が染まっていくことで、悪い伝統が蔓延し、半永久的に「負の連鎖」が続いていくのです。
採用基準が低く、簡単に入社できる
先ほど述べたように、ブラック企業は離職率が高いため慢性的な人手不足になっている傾向があります。
離職率が高い企業は辞めてしまった社員の穴埋めが緊急で必要になるため、採用基準に「学歴」や「資格」などは全くというほど気にしていません。
企業が求めている基準は非常にシンプルで「すぐに入社できる」「体力に自信がある」の2つです。
「すぐに入社できる」というのは言うまでもありませんが、緊急で人材を募集しているため、すぐにでも働ける人材が欲しいのです。
「体力に自信がある」に求められることは、長時間残業や、過酷な環境下で耐えられる人材であるかということです。
すぐに体を壊し休みがちな人材は求めていないのです。過酷な環境下の仕事でも、ひたすら耐え続け長く働ける人材を求めているのです。
求人を見ると「急募!」「年齢不問」「資格不要」などといった言葉を載せている求人案件が多く存在します。
そのような採用水準が低い企業は、ブラック企業の可能性もあるので注意が必要です。
具体的な業務内容が不明確
転職する企業を探す際、どのような仕事内容かを把握するため、求人案件に載っている業務内容を確認します。
業務内容がわからないと転職後のイメージができないため、転職者にとって業務内容はとても大切な情報です。
しかし、転職者にとって大切な情報にもかかわらず、求人案件に業務内容を明確に記載していない企業が数多く存在するのです。
転職者としては具体的な業務内容を知りたいのに、「お客様に感動を与える仕事」「自己の成長に繋がる企業」「アットホームな職場」などと、前向きな印象を与える言葉を掲載し、肝である業務内容を「曖昧」にしているのです。
なぜなら、そのような企業は「業務形態」「業務内容」など明白にしてしまうと、過酷な業務、過酷な環境下で働くという情報がわかってしまい入社希望者が減ってしまうからです。
そのため業務内容を曖昧にし、少しでも「いい職場」をアピールする為に前向きな言葉を並べ企業のイメージアップを狙い人材を確保しようとしているのです。
前向きな言葉を羅列している企業、業務内容が曖昧な企業には十分注意してください。
深夜でも明かりがついている
「こんな遅い時間なのにまだ会社の明かりがついている」「深夜なのにまだ働いている人いるんだ」というような光景をみたことがある人は多いのではないでしょうか。
そのような企業はブラック企業の可能性が高いので注意が必要です。(夜勤がある企業は当てはまりません)
ブラック企業は社員に対し「過度な仕事」を与える企業が多く、社員は慢性的に長い労働時間を強いられているからです。
たとえば、到底1日で終わらないような仕事を「今日中に終わらせろ」と無理難題を与えられてしまい、「日付が変わっても帰れない」「毎日帰るのが深夜になってしまう」という過酷な状況になってしまうのです。
更に、そのような企業では大抵上司や先輩は先に帰ってしまい、一人だけ残されるというケースが多く見られます。
「文句を言ったら怒られる」「課題をやらずに帰ったら怒られる」というような感情を植え付けさせ、自分たちは楽をして部下に無茶ぶりするという流れになっているのです。
どの階も真っ暗なのに一つの部屋だけ遅い時間も明かりがついているような企業には気を付けたほうがいいでしょう。
求人情報に「残業時間月平均○○時間」と記載されていますが、自分から「我が社は残業がものすごく多いですよ」という企業はありません。
「平均」はあくまでも「平均」であり、必ず掲載されている残業時間ということはないので注意しておきましょう。
管理監督者が若い
ブラック企業の特徴として多いのが、企業の中軸を担う中間ポストに若い社員が多いということです。
なぜなら、長く働く社員が少なく、若手に役職を与えることしか選択肢が残っていないからです。
時々「この人まだ若いのに係長なんだ」「まだ働いてそんな長くないのに役職がついてる」ということがあります。
実際、役職をもらい上の立場になるということは、部下を持つということであり、経験や能力が必要なため、通常の企業であれば、すぐに上の立場に上がれるというケースは稀なのです。
過酷な環境下で働かせるブラック企業は、辞めてしまう社員が多いのが実情です。つまり、当然企業の将来を担う30~40代が不足してしまっているのです。
そのため、企業側もやむを得ず若い社員に役職を与えるしかないのです。
役職を与えられた社員も人手不足のため昇格しただけであり、しっかり教育をされていることはほとんどありません。
そのため、役職とは名ばかりの実力の伴っていない上司になってしまうのです。
実力伴っていない社員が上に立つということは、下の部下もしっかりとした教育受けることができません。知識の無い人が、他の人に教えることなんてできないからです。
このような悪い流れが続くことにより、教育がしっかりとされていない社員が増え中身の無いスカスカの企業になっていくのです。
教育制度がしっかりしていない企業に未来はありません。教育制度がしっかりしていない企業で働いても自分のためになりません。
管理監督者が若い企業の場合は注意してください。
関連記事:転職の落とし穴!こんな上司は嫌・・・ブラック社員の特徴はこれだ!
ブラック企業を回避する3つの方法!
この記事ではブラック企業の特徴を紹介してきました。
しかし、どれだけ注意して企業を選んでもブラック企業に転職してしまうケースは少なくありません。
そこで、ここではこの記事を読んでいただいた方にブラック企業を回避する3つの方法を教えます。
- 口コミを確認する
- 面接で直接質問
- 転職エージェントを利用する←高卒の方はここがポイント!
それでは順を追って解説していきます。
口コミを確認する
ブラック企業を回避する一番手っ取り早い方法は口コミを確認することです。
ネットで気になる企業を検索すると、その企業の口コミを簡単に確認できるので、手っ取り早く調べることができ、とても便利です。
但し、企業によっては口コミが無い場合があったり、口コミは客観的ではなく、口コミした人の個人的な意見のため、全ての口コミを信じることは危険です。
優良企業だったとしても、たまたま自分に合わない上司がいたために「この企業は上司がよくない」などといった口コミをしてしまい、その口コミを見た人が「ここはブラック企業っぽいな」と勘違いしてしまうことがあるのです。
口コミを確認する方法は便利ですが、情報の信用性には疑問が付く場合もあるので、参考程度に確認するよう心がけましょう。
面接で直接質問
求人情報が曖昧な場合でも、「給料」「休日数」「ボーナス」などを理由に気になる企業がある方は多いはずです。
そのような方は実際に面接に行き、面接で曖昧な情報を直接質問してみるというのも1つの方法です。
詳細な業務内容や、残業時間など求人情報だけでは分かりづらく曖昧なところを直接質問することで面接官の「反応」を見ることができるのです。
質問した際、少し間が空き考えて答えてきたり、言葉を濁らしたり、質問の内容とはずれている答えをしてきた場合、ブラック企業の可能性が高いので注意が必要です。
また、面接に行くことで企業の「生」の情報を見ることができるのもポイントです。
外観写真ではとても綺麗な企業に見えても、実際中に入ってみると「整理整頓」ができておらず、デスクの上などがグチャグチャであったり、すれ違った社員の方が挨拶してくれなかったり、社員の方の表情が暗かったりと、求人情報では知りえない「生」の情報を確認できるのです。
「企業情報が曖昧だけどこの企業は気になる!」という方は、思い切って直接面接に行き質問してみるとともに、企業の生情報を確認してみましょう。
面接に行き「内定」を貰ったからといって、必ず入社しないといけないわけではありません。内定を貰っても「ブラック企業の雰囲気がある」と感じた場合は丁寧にお断りすればいいのです。
気になる企業であれば、直接確認してみることも大切です。
転職エージェントを利用する
ブラック企業を回避する方法としておすすめなのが転職エージェントを利用することです。
なぜなら転職エージェントは、取り扱う企業を「厳選」しているからです。
転職エージェントでは、専属のアドバイザーが実際に企業に出向き「プロの目」で企業の下調べをしてくれ、「職場の雰囲気」や「実際の仕事内容」を確認し「この企業なら紹介できる」という企業のみを紹介してくれるのです。
そのため、転職エージェントで紹介されている企業は「優良企業」が多く、安心して企業を選ぶことができます。
求人情報からでは「ブラック企業」を見抜くことは難しいため、プロの目で問題ないと判断された企業を選べばいいのです。
ブラック企業を回避したい方は、是非転職エージェントの利用を検討して見てください。
下記では、当サイトで厳選したおすすめの転職エージェントを紹介しています。転職エージェントに興味を持った方は、是非ご覧になってみてください。
まとめ
ブラック企業というものは身近に多く存在します。
「ブラック企業になんて入るわけない」と思っている方も、油断してはいけません。
ただ、ブラック企業の特徴を把握しておくことで回避できる確率を上げることができます。また、ネットなどで口コミを見ることも一つの方法です。
これから転職活動をする方、今転職活動をしている方は、ここでの記事で紹介した「ブラック企業特徴」を覚えていただき、転職活動に役立たせてください。